楽しい記憶

天体写真や花鳥風月の写真など

平安時代の記憶_かに星雲(M1)の撮影

今回は、あこがれの「かに星雲(M1)」です。メシエカタログ1番なのに、この天体結構小さいんです。実は小口径望遠鏡で狙う天体では無いと思っていたのですが、亜鈴状星雲M27が思ったより良い写真になったので、同等の大きさであるこの天体も撮影してみることにしました。

天候のタイミングを見計らっているうちに月の勢力が増してしまい、月齢8.1の月が輝いている12/21(木)の撮影になりました。月はこの日まだうお座にいて、木星を追いかけている状態なので、少し遠い感じです。次の日(昨日)には木星に最接近してます。そして、当然デュアルナローバンドフィルターを使用するので多少の月明かりは大丈夫のはず。

ということで仕上げた写真が下記です。

2023/12/21撮影 疑似AOO合成したかに星雲(M1)

<諸元>

  • 機材:
    ASI294MCPro, BLANCA-70EDT+KASAI ED屈折用FLLII ,
    IRCutフィルター,L-eXtremeフィルター,
    AM5赤道儀  , QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡,
    極軸カメラ Pole Master
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入  ,SharpCapによる撮影とPlateSolving
     ,PHD2による2軸オートガイド 
    , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅近く農道
  • 撮影日時:
    2023/12/21(木)19:43 ~ 23:26
  • 撮影条件:
    Gain200 , センサー温度 -20℃ 
    120sec x 82コマ(総露光時間164分)
  • 編集:
    PixInsightで加算平均合成後トリミング(フルサイズ換算焦点距離4000mm相当)してから、星雲画像と星画像を取り出しそれぞれBXTや彩度増加などの編集をしてから合成。星雲画像は疑似AOO合成で色合わせ。

なんかいかにもAOOって感じの色です。3時間半露光するつもりでしたが、断続的に強くなる風の影響で歩留まりが悪く、75.2%(82コマ/109)でした。途中で気づいたのは、AM5赤道儀用ハンドコントローラーのカールケーブルが風で振動し、ガイドに結構大きな影響が出ること。撮影中に1コマ犠牲にしてコネクタを抜いて除去してからはこのカールケーブル振動による影響は無くなりました。もっと早く気づけばもう少し歩留まりは上がっていたかもしれません。それと、バランスウェイト無しだと風に弱くなる可能性は有るのかなあ。

それでも、これほどフィラメント構造が浮かび上がるとは思っていませんでした。BXTの効果も有りますが、さすが冷却CMOSカメラ。わりと感動しています。

月明かりによる光害カブリは有りましたが、楽に除去できるレベルでした。下記は2分撮って出し画像です。fits viewerで表示したものです。

2分1コマ撮って出し画像

82コマ分スタック直後の画像が下記です。STFでストレッチ表示し最終画像と同じ率で拡大してあります。フィラメント構造をしっかり捉えています。

82コマ分をIntegration(スタック)直後

かに星雲と言えば、超新星爆発で出来た星雲で、日本で言えば平安時代1054年7月4日に現れ1056年4月5日に見えなくなったと、中国北宋の第4代皇帝の仁宗時代の記録に残っているそうです。最初の23日間にわたり昼間でも肉眼で見え、夜間は後2年間も見えていたというのだから、すごい天文現象だったはずです。今このクラスの超新星爆発が観測されたら大変な話題になるでしょうね。この天体の中心には、直径約20kmの高密度天体である光度16.5等級の中性子星かにパルサー)が残りました。この星は1秒間に30回の高速回転をしていて33msの周期で電波やX線を出し、また可視光線で星雲全体を照らしています。このおかげでこの星雲からは様々な波長の電磁波(可視光も含めて)が観測されます。感度域の異なる系によって色々な写真が作られています。下記は大阪大学の研究チームによるサイトです。

かに星雲 - 大阪大学X線天文グループ

X線で撮影した画像が大変面白いです。天然のシンクロトロン放射が起きているとは。そして、かに星雲から発せられるX線は、土星の衛星タイタンの大気厚みを見積もるために利用できるという記事が大変興味深いです。

今回のかに星雲写真は、狭帯域のHα線とOIII線のみを通す系(デュアルナローバンドフィルターと冷却CMOSセンサー)で得たデータを、PC上の画像処理により、センサーの特質を考慮して疑似的に変換生成したHα線画像とOIII線画像を用いてR(Hα)G(OIII)B(OIII)成分に割り振る、いわゆる疑似AOO合成を行って可視化したものという事になります。但し例によって星の画像は、蓄積されたDBデータに基づいたSPCCという処理によって色合わせしています。

ちなみに、16.5等級の「かにパルサー」ですが、JAXAのサイトにある画像と比較すると、写っていると思われるのですが残念ながらすぐ南の小さい星と分離できていません。マイクロフォーサーズの画素分解能の限界に近いのですが、デュアルナローでももっと露光すれば分離する可能性は有ると思っています。下記は最終画像のL画像に、レイヤー数4とメディアン変換を指定したHDRMTをかけて中心部を見やすくした画像です。

カニパルサーの位置

カニパルサーについては、モノクロ冷却CMOSカメラで撮影してSAO合成した、こちらの方の画像が大変良く写っていると思います。

そして恒例のアノテーションを付けてみました。

アノテーション画像

大きさとしては長手方向で6-7'、短手方向で5'ぐらいです。やはりM27と同じぐらいですね。地球からの距離は6500光年。平安時代の人が見た超新星爆発は、実はその日から6500年前に発生した事象だったわけですね。M27の距離は1360光年なので5倍近く遠いことになりますから実際にはM27にくらべて星雲の広がりはかなり大きいわけです。

LBN833とsh2-244という番号も定義されていますが、M1と同じ天体を示しているそうです。PixInsightのAnnotateImage Scriptでは、ずれて表示されてますが、理由は不明。。

最後にこの天体の位置です。おうし座の角の先端です。

かに星雲(M1)の位置:ステラリウムより

 

野鳥観察!境川遊水地でオオヒシクイを目撃

今回は、12/17の3か所目の散策地である境川遊水地公園です。ここは以前にも一度訪れたことがあります。有名な探鳥スポットです。管理センターには最近の野鳥目撃情報が張られています。最近の話題は、何と言っても天然記念物のオオヒシクイでした。

最初に駐車場に車を止めると、いきなりチョウゲンボウが飛んでいました。どうやら大き目のバッタ類を捕らえて食べているようで、特徴であるホバリングから急降下して捕らえるところを観察できました。

2023/12/17撮影 チョウゲンボウ

2023/12/17撮影 食事中のチョウゲンボウ

2023/12/17撮影 急降下直前のチョウゲンボウ

そしてオオヒシクイ。国の天然記念物で希少種の上、環境省指定の準絶滅危惧 (NT)です。くちばしが平たい亜種オオヒシクイだという説もあります。ネットでざっと調べただけですが関東ではここ以外の目撃例が出て来ませんでした。この公園内の今田遊水池に1羽だけいました。

2023/12/17撮影 オオヒシクイ

2023/12/17撮影 オオヒシクイ

2023/12/17撮影 オオヒシクイ

そして同じ日の朝、相模川で初撮影したヨシガモも群れで浮かんでいました。

2023/12/17撮影 ヨシガモのオス

下記真ん中のオスは、ヨシガモの特徴が良く出ています。

2023/12/17撮影 ヨシガモの群れ

そして定番のカイツブリ

2023/12/17撮影 カイツブリ

コガモのオスとメス。

2023/12/17撮影 コガモのオスとメス

岸にダイサギ

2023/12/17撮影 ダイサギ

葦原の前にいたマガモ

2023/12/17撮影 マガモのオス

ここからは川沿いを散策。まずはジョウビタキのメス。

2023/12/17撮影 ジョウビタキのメス

そしてカワセミ。留まっているカワセミはたくさん撮ってきましたが、この1枚が今まででいちばん良く撮れました。

2023/12/17撮影 カワセミ

そしてホオジロ。この野鳥も小さくて可愛いですね。

2023/12/17撮影 ホオジロ

そして最初にオオヒシクイがいた所には、だれにも気づかれずにイカルチドリが休んでいました。ぷっくりしていて可愛い。初撮影です。オオヒシクイは対岸に移ってました。そちら側にはバーダーが何人か並んでいました。

2023/12/17撮影 イカルチドリ

2023/12/17撮影 イカルチドリ

2023/12/17撮影 イカルチドリ

最初に「ヒシクイ」いますか?と流暢な日本語で話しかけてきた外国人の3人組に、戻る途中の川岸で再度遭遇。「最初にオオヒシクイがいた場所にイカルチドリがいますよ。」と教えてあげました。「シギチは詳しくないんです。ありがとうございます。」と流暢な日本語。

下はほんと多かったヒヨドリ

2023/12/17撮影 ヒヨドリ

最後は、婚姻色の出た個体とそうでない個体のカワウ2羽です。カワウは雌雄同色だそうで、婚姻色はオスもメスも出るのだそうです。2羽を比較すると、頭が白いだけでなく、目も緑色に変化しているのが良くわかります。

2023/12/17撮影 婚姻色のカワウ

 

Open AIを使ったタイトル提案サービスが有るのに気づいたので、使ってみました。仰々しい結果だったので少し変更して有ります。

探鳥散策_谷戸山公園

2023/12/17(日)相模川の次に友人の車で座間市谷戸山公園に行きました。ここでも水鳥を始め、3種の野鳥を初撮影できました。この公園は、中にバードウォールが何か所かあり、池や林もある大変大きな公園です。友人によれば基本的に鳥が生息している領域をそのまま保全しており、立ち入り禁止区域が多いのも特徴の様です。人との共存を演出している里山系の公園(茅ヶ崎里山公園横浜市の舞岡公園など)とはコンセプトが異なるようです。

まずはマガモ。群れで休んでいました。

2023/12/17撮影 マガモの群れ

そして初撮影のトモエガモ。冬鳥です。くちばしを上にして顔の右半面を見れば「巴」の漢字に見えない事も無いかなあ。。

2023/12/17撮影 トモエガモのオス

2023/12/17撮影 トモエガモのオス

こちらはメスです。くちばし基部の白い丸斑紋が特徴です。

2023/12/17撮影 トモエガモのメス

そしてホシハジロ。潜った直後で頭がびしょ濡れで迫力がある顔ですねえ。以前片瀬漁港で見たホシハジロは、穏やかでくつろいでいる表情でした。

2023/12/17撮影 ホシハジロ

下の写真は、上から、コガモオス、コガモオス、ハシビロガモオスのエクリプス、ハシビロガモメス、コガモメス、コガモメスです。

ハシビロガモオスのエクリプスとメスの見分け方は、目の色が分かりやすいです。黄色いのがオスで黒いのがメスです。ハシビロガモも冬鳥です。

2023/12/17撮影 コガモハシビロガモ

2023/12/17撮影 ハシビロガモのメス

そして笹薮の中を移動する比較的警戒心の弱いウグイスです。枝カブリですが何とか撮影できました。

2023/12/17撮影 ウグイス

次はコゲラ。逆光で酷い写真です。。

2023/12/17撮影 コゲラ

そしてまたまた初撮影のリュウキュウサンショウクイです。現地でお話ししたバーダーさんはサンショウクイだと言っていましたが、友人も私もリュウキュウサンショウクイだと思っています。下面が灰色がかっているのがその理由です。なんか虫を咥えています。夏鳥のはずなので、まだいたのが貴重です。

2023/12/17撮影 リュウキュウサンショウクイ

そしてアオジ馬入ふれあい公園で先日初めて撮影できた鳥ですが、今回は至近距離で撮れました。

2023/12/17撮影 アオジ

2023/12/17撮影 アオジ

さかんに動き回っていたメジロ

2023/12/17撮影 メジロ

最後は、こちらもさかんに動き回っていたシジュウカラです。

2023/12/17撮影 シジュウカラ







相模川の水鳥

先日バーダーの友人夫婦と相模大堰で待ち合わせして野鳥写真を撮りました。今日はその紹介です。初めて行ったのですが、水鳥をたくさん撮影できました。

まずは川岸の木の枝にいたメジロ

2023/12/17撮影 メジロ

ここからは相模川の野鳥。どれも管理橋の上からの撮影です。最初はオオバン

2023/12/17撮影 オオバン

カンムリカイツブリアオサギ

2023/12/17撮影 カンムリカイツブリ

2023/12/17撮影 アオサギ

そして初撮影のキンクロハジロ

2023/12/17撮影 キンクロハジロ

これまた初撮影のカワアイサのオスとメス。

2023/12/17撮影 カワアイサのオスとメス

そして定番のコガモマガモ

2023/12/17撮影 コガモのメス

2023/12/17撮影 マガモのオスとメス

次は、ヒドリガモに混じるアメリカヒドリです。初撮影です。ヒドリガモの群れになぜか混ざって渡ってくることがあるのだそうです。顔の色味が全く違います。近所の小出川にもヒドリガモは渡ってきていますが、アメリカヒドリは見かけたことがありません。顔の緑色が大変鮮やかな個体でした。

2023/12/17撮影 ヒドリガモの中のアメリカヒドリ

そしてヨシガモのオスとメス。これまた初撮影。オスの顔は綺麗な色ですね。

2023/12/17撮影 ヨシガモのオス

2023/12/17撮影 ヨシガモのオスとメス

そして地味なオカヨシガモ。最初がオスで次がメスです。ましな写真が有りませんでした。。

2023/12/17撮影 オカヨシガモのオス

2023/12/17撮影 オカヨシガモのメス

2023/12/17撮影 オカヨシガモの群れ

最後はカイツブリ。この水鳥とオオバンは、群れを作らず1羽か2羽で行動していました。

2023/12/17撮影 カイツブリ

はじめて訪れた場所ですが、友人夫婦が自分の足で事前リサーチしていたおかげで、初撮影5種も撮る事ができました。ここは相模線で手軽に来れて、景色も良いので休日の散策コースの一つになりそうです。
この日はこの後、3人で別の公園を2か所回ってたくさん野鳥を撮影しました。今後2回に分けて記事にします。

再編集した星雲写真達

せっかくのふたご座流星群ですが、昨日一昨日と雲が多く今日は強風。。しかも今、我家の真向かいの家はクリスマス電飾によりチカチカ大変にぎやかで、庭先での天体撮影はとてもできません。夕方から点灯するようですが、お母さんといっしょの子供が「見て!サンタさん!」と喜んでいるのを聞けば、もちろん「消してー」なんて思いません!。。

そこで再編集した画像を使って記事を書きます。なんか最近暇さえあればPCで画像編集。。仕事ではここ1-2年ソフトウェア開発の仕事ばかりやっているので、家では趣味だったはずのプログラミングをやる気も起きず、デスクトップPCはテレワークの道具に成り下がっていたのですが、PixInsightを導入してからは天体画像編集の道具となっています。それと庭先撮影の時の制御PCとしても活躍はしています。

趣味でサーバーいじりやプログラミングをやっていた時はMovableTypeプラグインを作ってみたり、遠隔で対局できる将棋サービスなんか作って喜んでいました。

DEN将棋EXについて - ウェブ制作・プログラミングの情報サイト : Webkoza.com

それにしても天体写真はストレージ容量を食いますね。天体写真を始めてからまだ1年にもかかわらず既にSSD2TB分を使い果たし、4TBのSSDに突入しています。月とかの動画撮ったらすごい事になります。みなさんどうしてるんでしょう?

前置きはこれぐらいにして、ここからは「過去の写真の再編集まとめ」みたいな記事です。最初のコーン星雲は、L-eXtremeフィルター、他は全てQBPIIIフィルターを使った撮影です。

再編集したコーン星雲

まずは先日のコーン星雲。「編集はこれが限界」と書いてしまってから何なのですが、全体的にノッペリしていたので、少し星雲の色コントラストを向上させました。さらに、ChannelExtractionにより分解したGとB成分について、クリスマスツリー星団の若くて青く光る恒星に照らされて散乱された分子雲の部分以外をマスクして、各々の成分をHistgramストレッチ。最後にChannelCombinationでRGB成分を再合成しました。荒い画像なりに、こちらの方がぜんぜん見栄えが良い気がしています。

再編集 2023/12/10撮影 コーン星雲(NGC2264)

前回写真

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再編集した夏の散光星雲:干潟星雲

そしてここからは夏に撮った写真の再編集です。以前のこれら星雲はまだ星雲と恒星を分離編集することをやっていなかったのと、BXTを使っていなかったので、再編集してみました。まずは干潟星雲。

再編集 2023/06/18撮影 干潟星雲(M8)

 

この星雲写真はずいぶん良くなりました。スカイメモSWを使って撮影した最後のDSO写真です。明るい星雲なのでS/Nも十分取れており、BXTにより内部構造も尖鋭化し、TGVDenoiseで基本通りにデノイズしたことにより背景とのコントラストも良い感じです。明るい中心部の構造を浮かび上がらせるためにHDRMTもかけています。

下記が以前の写真です。

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再編集した夏の散光星雲:三裂星雲

次は三裂星雲です。

再編集 2023/07/06撮影 三裂星雲(M20)

この写真は、星雲と恒星を分離して各々編集した効果が良く出ました。特に恒星の色を鮮やかにでき、前より美しくなったと思います。

下記が以前の写真です。

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再編集した夏の散光星雲:イーグル星雲

そしてイーグル星雲。

再編集 2023/07/11撮影 イーグル星雲(M16)

羽を広げたワシがよりダイナミックになった気がします。また細部構造もより浮き出ました。下記が以前の写真です。

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再編集した夏の散光星雲:オメガ星雲

次はオメガ星雲。

再編集 2023/07/11撮影 オメガ星雲(M17)

なんとかオメガ(Ω)の頭がつながらないかと頑張ったのですが、無理でした。でもかなり淡い部分まで炙り出せたと思います。

以前の写真は、前回のイーグル星雲の記事に載っています。以前の記事では、QBPを使うと赤くて明るい恒星の周りに赤ハロ状のにじみが出ると書きましたが、今回の編集ではほとんど出ていません。やはり強調処理の過程で星の回りに赤く色がついてしまっていたのだと思います。再編集では恒星を分離して編集しているのでこれが起きにくくなったのだと思っています。

再編集した夏の散光星雲:猫足星雲

次は猫足星雲

再編集 2023/07/24撮影 猫足星雲(NGC6334)

彼岸花星雲とともに南天低いこの天体はなかなか淡い部分をあぶり出すのが大変なのですが、北から西に流れている淡い部分を以前よりあぶり出す事ができました。各肉球の細部構造も良く出ています。

下記が以前の写真。今回トリミングによる拡大率を上げています。

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再編集した夏の散光星雲:彼岸花星雲

そして最後は彼岸花星雲。猫足星雲より南に低く淡い天体です。

再編集 2023/07/24 彼岸花星雲(NGC6357)

淡い広がりを増やすことはできませんでしたが、内部の細部構造はより浮かびあがらせることが出来ました。以前の写真は、猫足星雲の記事に有ります。今回トリミングによる拡大率を上げています。

 

一角獣座のコーン星雲

今回も、半値幅7nmのデュアルナローバンドフィルターL-eXtremeによる星雲写真です。今回は一角獣座の暗黒星雲で、円錐上の形状からその名が付いているコーン星雲。この部分も含めて4つの天体がNGC2264を形作っている大変賑やかなエリアです。

下記が仕上げた写真です。

コーン星雲を含むNGC2264

<諸元>

  • 機材:
    ASI294MCPro, BLANCA-70EDT+KASAI ED屈折用FLLII ,
    IRCutフィルター,L-eXtremeフィルター,
    AM5赤道儀  , QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入  ,SharpCapによる撮影とPlateSolving
     ,PHD2による2軸オートガイド 
    , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅近く農道
  • 撮影日時:
    2023/12/10(日)21:21 ~ 2023/12/11(月)00:02
  • 撮影条件:
    Gain200 , センサー温度 -20℃ 
    120sec x 64コマ(総露光時間128分)
  • 編集:
    PixInsightで加算平均合成後、星雲画像と星画像を取り出しそれぞれ編集してから合成後トリミング(フルサイズ換算焦点距離910mm相当)

結構荒くなってしまいましたが、BXTの効果もあり、コーン星雲の上の狐の皮星雲の皺や暗黒帯もまあまあ表現できていると思います。

荒くなった原因は雲による露光不足です。20:30頃撮影開始しようとしたら雲が広がり、1時間待って、何とか無くなったので撮影開始しましたが、その後も時々雲が出現し雲通過待ちも有りました。予定ではナローバンド撮影を3時間行うつもりでした。

月曜日は出張の予定もありこれ以上は粘る事もできず。。撮ったコマも薄雲により歩留まりが悪くBLINKで選別した結果歩留まり率は、79%(64/81)。コーン星雲のナローバンド撮影で約2時間の総露光時間ではさすがに露光不足は明らかですね。

編集も苦労しましたが、これが今のところ頑張って編集できる限界です。今回はブロードバンド撮影もできませんでした。星画像はスタック後のclone画像からspccで色合わせした画像から取り出しました。

この領域は、今年の2月にQBP+フルサイズ一眼レフカメラで2夜にわたり合計160分露光しましたが、今回の写真より露光不足が顕著でS/Nが取れませんでした。

下記はアノテーション画像です。

NGC2264はコーン星雲とその上の星雲部分およびクリスマスツリー星団(コーン星雲の頂点から上に逆さのクリスマスツリー状に星が並んでいます)を含んだ天体です。

下記がこの天体NGC2264の位置です。

コーン星雲(NGC2264)の位置

一角獣の角の根本にあります。ふたご座の弟ポルックスの足元に近いところでもありますね。ここも冬の天の川が通っています。

 

12月初旬に撮影した野鳥たち

今回は12月に入って10日までに撮影した野鳥たちを紹介します。

2023/12/03 横須賀市馬堀海岸

まずは東京湾のアジつりでお世話になっているやまみつボートさんの倉庫屋根にいつも留まっているトビです。かなりの至近距離です。

2023/12/02 馬堀海岸 トビ

2023/12/09 平塚市馬入ふれあい公園

そして久しぶりの馬入ふれあい公園。珍しく朝9時ぐらいには着いて散策しました。川をのぞむ展望デッキに向かう途中の木にツグミモズのオス。茂みには、初撮影のアオジ。でもカワラヒワだと思って撮影しました。アオジは逆光でしかも枝被りになってしまいました。

2023/12/09 馬入ふれあい公園 ツグミ

2023/12/09 馬入ふれあい公園 モズオス

2023/12/09 馬入ふれあい公園 アオジ

展望デッキに出るとカンムリカイツブリが潜水採餌していました。

2023/12/09 馬入ふれあい公園 カンムリカイツブリ

2023/12/09 茅ヶ崎市里山公園

そして11時過ぎに里山公園に移動。いつもの池にはコガモの群れが日向ぼっこしていました。

2023/12/09 里山公園 コガモの群れ

木の上にはシジュウカラジョウビタキオスジョウビタキは暗い林の中でもろ枝カブリであまり良く撮れませんでした。

2023/12/09 里山公園 シジュウカラ

2023/12/09 里山公園 ジョウビタキオス

ジョウビタキのオスは初撮影です。ヤマガラと思って撮りました。

2023/12/09 里山公園 ジョウビタキオス

公園からの望む富士山。一時もっと雪が覆っていたと思うのですが。溶けてしまったのでしょうか。

2023/12/09 里山公園 富士

2023/12/10 小出川

そして次の日の日曜日近所の小出川です。いつもたくさんいるカワラヒワ。この日はなかなか良く撮れました。

2023/12/10 小出川 カワラヒワ

そしておそらく最近渡ってきたヒドリガモのオス、メス。それと、カルガモのオスです。写真はありませんがコガモもいたので、今小出川ではカルガモコガモマガモヒドリガモの4種を観察できます。

2023/12/10 小出川 ヒドリガモ

2023/12/10 小出川 ヒドリガモメス

2023/12/10 小出川 カルガモ

2023/12/10 小出川 マガモオス

声が聞こえたので探してみると、カワセミが採餌していました。ダイブの瞬間を撮りたかったのですが、やはり難しく、そのうち、ダイブした時通行人が「あ!」と声を出してしまい、茂みの中に消えていきました。

2023/12/10 小出川 カワセミ

ここでは初めて観察できた鳥もいました。カイツブリバンです。咥えているザリガニ(?)を丸呑みしようと苦労していました。

2023/12/10 小出川 カイツブリ

バンは河原の草むらで草の実をつついていました。オオバンもたくさん泳いでいました。

2023/12/10 小出川 バン

最後は電柱のてっぺんのモズのメスです。

2023/12/10 小出川 モズメス

 

<初撮影>

アオジジョウビタキオス