楽しい記憶

天体写真や花鳥風月の写真など

探鳥ドライブで出会った鳥達

昨日2023/5/20(土)は、友人夫婦の車で探鳥ドライブに行きました。午前中妻の墓参だったので、その後の13:00ぐらいに迎えに来てくれました。友人夫婦は、コチドリキジを撮影したいと意気込んでいました。厚木に住んでいるこの夫婦、最近厚木方面の山や川で、コムクドリオオルリコサメビタキキビタキセグロセキレイエナガなどなど珍しい野鳥を撮影しまくっている、2人とも新進気鋭のバーダーです。

まず訪れたのは、先週私が初めて行った馬入ふれあい公園。ここには、14:00頃~15:20頃までいました。

川沿いのサッカー場の北から土手に降りて散策を開始すると、お母さんと散歩していた姉弟の子供たちが「さっきキジがいたよ、写真撮ってる人いたよ」と話しかけて来ました。お母さんの話では、メスもいて2羽で飛んで行ったという情報も。今日もキジに会えるかもしれないという期待を胸に公園内を歩き始めると、後ろで「キジだ!」という子供の声。振り返って見ると、今来た遊歩道の入り口付近をオスのキジが歩いていました。撮影したのが下の写真。赤い顔が特徴の典型的な繁殖期のオスです。

身近なところを歩くキジ

そして前回コチドリを撮影した場所に降りたのはツバメ。ツバメは小出川ではほとんど降りてくれないので、撮影できずにいた野鳥です。あわてて撮影しましたが、直ぐに飛び立ってしまい、ピンボケの写真しか撮れませんでした。一応初めてのツバメ写真。

降り立ったツバメ

時間帯が違うせいか先週ほどヒバリは多く無かったのですが、今日も舞い降りたところを撮影できました。この写真では冠羽が見えてませんね。でも可愛い表情をしています。この場所ではほかにもムクドリカワラヒワを観察できました。でも、コチドリは見つかりませんでした。

警戒するヒバリ

さらに北上して林の中に入ってちょっと歩くと、キジがいました。しかし家族連れの子供たちに追いかけられて林の中に見えなくなりました。周辺をさらに歩いていると、その家族連れが去ったので安心したのかまた出て来てくれました。その時の写真が下記。今回は大変綺麗な背中の写真を掲載します。

キジの背中

ほんと見事な模様が良くわかります。そして戻りながら川沿いの歩道を歩いていると、友人夫婦が、カラスに追い立てられているミサゴを発見。川の方に行ったということで、川に向いている展望テラスに出てみましたが、ミサゴは遠く飛んで行ってしまいました。

と、そこにいた年配の女性バーダーの方が私たちを見て「キアシシギ」がいますよ。と教えてくれました。時間的には大潮の上げ5分ぐらいなので、干潟と呼べる場所はほとんど有りませんでしたが、正面の雑草が茂る中州のような浅瀬を見ていると、雑草の中から確かにシギ類が出てきました。双眼鏡で観察すると足が見事に黄色いのが識別でき、図鑑の通りキアシシギでることがわかりました。キアシシギはすぐに手前の岸に右方向に飛んで行ったのですが、何とか撮影したのが下記2枚です。もちろん初めての撮影です。

相模川キアシシギ

下の写真は、何か獲物を見つけた瞬間ですが捕食はしませんでした。

何かを見つけたキアシシギ

さらに年配の女性にササゴイも来ますよ。と教えてもらった後、双眼鏡で観察していると本当にやって来ました。その方のおかげでこちらも初めて撮影できました。首太くて長いなあ。

首を伸ばして歩くササゴイ

下の写真は、捕食直後の写真です。連写で捕食シーンを捉えたつもりでしたが、獲物は映っていませんでした。すぐに飲み込んだからか、失敗したからか。。ササゴイに聞いてみたい。

捕食直後のササゴイ

ササゴイを撮影した後次に向かったのは大磯城山公園。しかし到着したのが16:20。駐車場の閉門が17:00。40分しかないのでここは次回にすることにして、ダメ元でアオバト撮影のため大磯港へ。

大磯港到着が16:30頃でした。車を止めるか止めないかの瞬間。あきらかにハトの群れが飛来。慌てて車から降りて双眼鏡を向けると、カワラバトでは無くアオバトの群れでした。緑色の羽がはっきり視認できました。はじめて写真以外で見たアオバトに興奮気味で、海岸に降りる護岸まで行き撮影体制に入ったところ、群れは帰っていきました。後から車から降りてきた友人に「もう終わったよ」と冷たいセリフを浴びせてから5分ほどでしょうか。また群れが飛来しました。

遅い時間のせいかバーダーの方はおらず、海岸には釣り人だけがいました。大潮の上げ7分のため潮位が高く波が砕け散るので、鳥にとっては明らかに危険な状況です。にもかかわらず、その後何度も飛来して必死に海水を飲もうとしました。磯にタイミング良く降りられるのは、たまにしかないのですが、こちらも貴重なそのタイミングを逃さず何とか頑張って撮影しました。

命がけのアオバト

みんなで海水を飲むアオバト

メスの小群

必死にタイミングを測って磯場に舞い降りては海水を飲んでいました。命がけの行為なのでしょうが、写真で見るとなんともかわいい顔をしています。婚姻色(夫婦のうち夫人に教えてもらいました)の赤い色が出たオスと緑色だけのメスが混じっています。しかし撮った写真を観察すると、大きな群れの中で、オスの小群とメスの小群に分かれているように思えます。最初の2枚はともにオスの数が多い写真です。最後の写真は、メスしか写っていません。他の写真も明らかにオスかメスのどちらかに偏りが有りました。

照ケ崎海岸には17:15ぐらいまでいて帰りました。

<初めて撮影した野鳥>

ツバメ・キアシシギササゴイアオバト