楽しい記憶

天体写真や花鳥風月の写真など

初撮影_かみのけ座の黒眼銀河(M64)

アンドロメダ銀河を除く系外銀河の写真を仕上げるには、7cm f6という小口径望遠鏡による直焦点撮影では、最低でも5時間以上の総露光時間が欲しいと最近では思うようになりました。今回挑戦したのは、かみのけ座にあるM64、通称「黒眼銀河」です。

黒眼のような暗黒帯が有るのが最大の特徴で、みかけの明るさは9.4等級と暗いものの、視直径は長手約10' と比較的大きな銀河です。視直径が比較的大きいのは、距離は1,900万光年の彼方ですが、実際の大きさが52,000光年もある巨大な銀河だからです。

黒眼以外の特徴として、Wikipediaによると、過去の伴銀河との衝突の名残で銀河の回転と逆回転をしている周囲ガスが存在していることだそうです。このガスは私の写真では全く判別できません。

2024/4/10,4/14撮影 黒眼銀河M64

<諸元>

  • 機材:
    ASI294MCPro , BLANCA-70EDT+KASAI ED屈折用フィールドフラットナーII
    (D=70mm,f=420mm), IRCutフィルター,
    CBPフィルター (ブロードバンド撮影),
    AM5赤道儀  ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入 ,
    APTによるPlateSolvingとディザリング撮影 ,
    PHD2による2軸オードガイド  , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅ベランダ(1) ,(2)
  • 撮影日時:
    (1)ブロードバンド撮影:2024/04/10(水)21:10 ~ 2024/04/11(木)00:45
    (2)ブロードバンド撮影:2024/04/14(日)20:40 ~ 2024/04/15(月)00:28
  • 撮影条件:
    Gain200 , センサー温度 -20℃ 
    (1)240sec x 24コマ(露光時間96分)
    (2)240sec x 47コマ(露光時間188分)
    総露光時間:284分
  • 編集:
    PixInsightで(1)(2)から選別した全ての写真を加算平均合成後、GraXpertでムラ補正、SPCCで色合わせ後、星以外と星画像に分離し各々BXTや彩度増加等の編集後、星以外画像と星画像をscreenstars scriptで合成。
    トリミング(フルサイズ換算焦点距離2730mm相当)

初日のコマ数が稼げませんでした。原因は散発的にやって来る薄雲。これにより19コマがNGとなったため、目標の5時間を達成できませんでした。この19コマを除外した後の、1日目と2日目全コマをSubFrameSelectorで品質算定し、銀河のアルゴリズムによるweightをかけたグラフ上で品質ワースト1,2の2コマをさらに除外しました。

効果が期待できないので、今回はL-extremeフィルターによるナローバンド撮影は行いませんでした。WBPPによるエラーも出ず、それなりのS/Nが確保できたので、最近の編集では楽な方でした。星以外と星画像を分離編集後合成するので、今回は銀河部分と星の輝度のバランスに特に気を使いました。また、私の場合リニアなL画像にBXT後ストレッチするのですが、最終工程(LRGB_C)後のL画像が飽和(白飛び)しないようにストレッチしました。

それと、PixInsightのupdateを行ってから編集開始したのですが、graxpert(ムラ補正script)がエラーで起動しませんでした。フォーラムで調べようと思ってその日は寝てしまったのですが、本日私がいつも拝読させていただいているブログ「もりのせいかつ 別館」を閲覧していると、同じ事象を解決した記事が4/16にアップされていました。さっそく書かれている対応をしたところ、なんなく解決!フォーラムを調べる手間が省けました。ありがとうございます!

morinoseikatsu2.hatenablog.com

update logを見ると、screen starsのupdate以外に、Toolbox-Packageなるものがインストールされた模様。おそらくToolboxサブメニューの中にあるgraxpert scriptもVerUpされたか、PixInsight自体かscriptの設定が変更されたのでしょう(以前のVerを覚えていないので正確にはわかりません)。今回の事象はインストーラー作成時の人的ミスのような気がしています。updateされた全scriptの実環境での動作確認は実施されていないのでしょうか。

いつものように、crop前の写真にアノテーションを入れてみました。

M64クロップ前のアノテーション

確かに長手方向の大きさは、10'は有りそうです。かみのけ座も系外銀河が大変多いことが良くわかります。私の写真ではほとんどが、恒星と区別できませんが。。

最後に、位置を示す星座絵です。春の星座である、おとめ座の1等星スピカから35° ほど北に行った、かみのけ座の中にあります。

M64の場所:ステラリウムより

 

小出川の春_コチドリなど

桜のシーズン2週にわたって近所の小出川を散策した時の写真です。

2024/4/7撮影

この日川沿いの桜のほとんどは、まだ満開ではありませんでした。

2024/4/7撮影 バン

2024/4/7撮影 ヒドリガモ

2024/4/7撮影 ソメイヨシノ

2024/4/7撮影 小彼岸花(?)

桜ってかなりの種類が有るんですね。ソメイヨシノはさすがに判別できますが、その他の名前が分かりません。上の桜はまだ一部が開花した状態でしたが、小彼岸花でしょうか?お彼岸はずいぶん過ぎてはいますが。。

2024/4/7撮影 モズのオス

目の前にやってきたモズのオスです。

2024/4/7撮影 カワラヒワ

このカワラヒワ、何をそんなに驚いているの?

2024/4/13撮影

4/13の今日は、義母と息子とともに月例の墓参。気持ちの良い陽気だったので、帰ってきてから3人でそのまま小出川を散策しました。

幸運なことに、今年初めてコチドリに会えました。2羽が仲良く橋の下の干潟で食事中でした。

2024/4/13撮影 コチドリ

2024/4/13撮影 コチドリ

2024/4/13撮影 コチドリ

そして桜のヒヨドリ。今日4/13は、ほとんどの桜は満開を過ぎて、平均して花弁の量はは8割ぐらいといったところでした。

2024/4/13撮影 ヒヨドリ

2024/4/13撮影 満開のソメイヨシノ

そんな中このソメイヨシノは見事な満開でした。



モズの求愛給餌など

今日は、朝から馬入ふれあい公園を散策してから、観音崎公園に行きました。ここは5年ほど前に亡き妻と訪れた場所の一つです。今日は結婚記念日だったので思い付きました。

馬入ふれあい公園

朝と言っても10時ぐらいからの散策でしたのであまり多くの野鳥は観察できませんでしたが、初めてモズの求愛給餌を撮影する事ができました。下の写真は、メスがオスからエサを受け取った直後です。

メスのモズが低い植物に止まったのでカメラを構えると、オスが隣に飛んできました。すぐにメスは激しく羽ばたいてさえずり出しました。オスがエサを運んできたのが分かったのでしょうか。

2024/4/6撮影 モズの求愛給餌

そして、オスが去った後、エサをせがんでいるのかオスを呼んでいるのか・・下の写真はこの時のメスです。しかしこの横の通路を通行人が通ったため、この後すぐにメスも飛んで行ってしまいました。

2024/4/6撮影 モズのメス

観音崎公園

馬入ふれあい公園から、圏央道ー東名道ー横浜町田IC-16号-横浜横須賀道路-馬堀海岸IC と有料道路をフル活用して、1時間半ぐらいでした。

横須賀美術館を通り過ぎるときには既に渋滞していました。この美術館にはかつて2度訪れたことがあります。今回は「鈴木敏夫ジブリ」が開催されていました。寄りたかったのですが、館内に入るのにかなりの行列が見えたのでやめました。後で公園内の家族連れの会話で、「事前予約制」だと知りました。無駄足にならずに良かった。それにしても予約しているのにあの行列。。凄い人気です。

www.yokosuka-moa.jp

 

最初、公園の第一駐車場に入ろうと思っていたのですが満車だったので、通り過ぎてトンネルを越えた左に有る博物館の駐車場に停めました。前回も全く同じ状況だったことを思い出しました。この駐車場横の展望広場から海を見下ろすと、遠くにカンムリカイツブリに似ている鳥が潜水採餌していました。

そして、ウグイス、ガビチョウ、コジュケイのにぎやかな声を聞きながら、山側の山道を上がっていき、大きく右方向に歩いて、ふれあいの森を通り、さらに戦没船員の碑を左に見てから右に降りて行くと、満車だった公園の第一駐車場に出ることができました。

ここから海沿いの観音崎灯台方面の遊歩道を登っていき、途中で灯台方面では無く左に分岐して、手彫りのトンネルを越えると、博物館手前の道に戻ってこれました。

海に出るまでの山側では野鳥の撮影はできませんでしたが、ウグイスとアオジは目視できました。

岩場が続く海沿いを歩いている時に海には、ヒドリガモのメスが浮かんでいました。

2024/4/6撮影 ヒドリガモメス

そして、旧観音埼灯台(2代目)残骸近くには、ウミウの群れが休んでいました。

2024/4/6撮影 ウミウ

下の写真は博物館駐車場手前の素彫りのトンネルです。

以前もこのトンネルを抜けて駐車場に戻った記憶が完全によみがえりました。

下記はトンネル手前に立っていた三浦半島の地層ガイドです。逗子層の上に池子層が乗っているのだそうです。このトンネル内で見られる地層は、上の池子層だそうです。

2024/4/6撮影 池子層(400~250万年前に堆積)

そして、駐車場横の展望広場に再度上がってみると、最初に見たカンムリカイツブリに似た鳥がまだ2羽いました。こんどは少し近くに寄っていたので、ピンボケですが何とか写真になりました。

2024/4/6撮影 アカエリカイツブリ

家で調べるとアカエリカイツブリでした。首の赤色が目立つので夏羽なのでしょうか。久しぶりの初撮影です。

 

<初撮影>

アカエリカイツブリ

 

初めての「ひまわり銀河(M63)」撮影

2024/3/29(金)と2024/4/1(月)の2夜にわたって、りょうけん座の「ひまわり銀河(M63)」を撮影しました。この銀河は、M51銀河群の一員で、M51から視野角にすると30'ほどりょうけん座のコルカロリに寄った所にあります。北斗七星の柄の先端アルカイドからだと50'ほどの距離です。

初めて撮影してみました。この銀河はM51と似たような大きさで、系外銀河としては大きい方なのでしょうが、明るさはM51より0.5等級ほど暗いため、小口径ではかなりきつい対象でした。

仕上げた写真

※ 2024/4/3 再調整し差し替え
銀河部分S字Curv補正実施後再トリミング。これにより周囲ハロの輝度を落として内部コントラストを向上させてみました。

2024/3/29(金),2024/4/1(月)撮影 ひまわり銀河(M63)

<諸元>

  • 機材:
    ASI294MCPro , BLANCA-70EDT+KASAI ED屈折用フィールドフラットナーII
    (D=70mm,f=420mm), IRCutフィルター,
    QBPIIIフィルター(ナロードバンド撮影),
    CBPフィルター (ブロードバンド撮影),
    AM5赤道儀  ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入 ,
    SharpCapによるプレートソルビング ,APTによるディザリング撮影 ,
    PHD2による2軸オードガイド  , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅庭(1) ,(2)
  • 撮影日時:
    (1)ナローバンド撮影:2024/03/29(金)20:17 ~ 2024/03/30 (土)00:19
    (2)ブロードバンド撮影:2024/04/01(月)23:02 ~ 2024/04/02(火) 02:36
  • 撮影条件:
    Gain200 , センサー温度 -20℃ 
    (1)240sec x 37コマ(露光時間148分)
    (2)240sec x 39コマ(露光時間156分)
    総露光時間:304分
  • 編集:
    PixInsightで(1)(2)各々加算平均合成後GraXpertまたはABEでムラ補正、各々SPCCで色合わせ後HDRCompositionで合成。合成前の(2)画像から取り出した星画像をBXT・彩度増加し、合成後の画像から取り出した星以外画像をBXT・HDRTransform・彩度増加・Curv調整・デノイズなどの編集後、星画像と星以外画像をscreenstars scriptで合成。
    トリミング(フルサイズ換算焦点距離1820mm2730mm相当)

総露光時間5時間でもこのレベルです。。拡大表示しなければそれなりにきれいな写真だと思っています。やはり銀河を撮影するたびに小口径の限界を感じてしまいます。それでも、細かく締まった渦や、南にある横直線状の暗黒帯は表現できました。

もう一つの特徴である銀河周囲のハロ部分も残してみましたが、細部構造はほとんど表現できていないばかりか、荒くなってしまいました。思い切ってマスクワークでカットして銀河細部構造のストレッチに集中すべきだった気もしています。

ブロードバンド画像をもっと撮り増しすればS/Nは向上するとは思いますが、労力とのトレードオフになりますね。

編集

今回も編集には苦労しました。月が比較的早く上がってくる初日はナローバンド撮影をしたのですが、4輝線を通すQBPIIIフィルターをナローバンド撮影に使ったのは無理が有りました。L-extremeフィルターよりコマ毎のS/Nを稼ぐためだったのですが、今回も銀河内HII領域を強調することはできませんでした。

そこでナローバンドRGB画像とブロードバンドRGB画像は、HDRCompositionで合成しました。Pixmathでブレンドしても良かったかもしれません。

SubFrameSelectorの測定値を参照しながら、Binarizing threshold=0.05 としました。QBPIIIフィルターによる効果としては、銀河下部の横直線状の暗黒帯のコントラストは、ナローバンド画像の方が優っていましたので、その効果も目視で確認できました。

それと、星画像の形が悪いです。リニア段階でブロードバンド画像からstarnet2で星画像を分離した際、M63銀河内のHII領域部分を星以外画像側になるべく残すために、starnet2のP.target_backgroundを小さくし過ぎたためだと思います。。難しい!この値をいじるのは邪道なのか。。?

ナローバンド写真のスタックでは最初のWBPPでもトラブりました。PixInsightでは目視専用ツールとしてBlinkというプロセスがあります。私はこれをずっと使ってきましたが、デフォルト設定のWBPPでエラーが出てスタックできない事が最近多くなってきました。長時間撮影をするようになったからだと思います(コマあたりの露光時間・総コマ数ともに以前より増えたから)。今回もナローバンド撮影画像をWBPPにかける前にBLINKで選別しました。雲通過待ちが多かったせいで薄雲の影響が出ているコマが多く、結構落としたのですが、WBPPのRegistrationでエラーが出てスタックされませんでした。Blink選別した写真をWBPPにかけると下図のエラーが全コマで発生しました。

ナローバンド画像のWBPP時Registrationで出たエラー

SubFrameSelectorを使って選別をやり直したらうまくいきました。ただ、Mesurements実行時に下記のワーニングが全画像で出ていました。

ノイズを見積もれないとか、PSFシグナルを見積もれないとか、結構やばそうなコメントですがエラーではないので無視しました。一応SNR・FWHM・Eccentricityの画像間数値比較はできました。謎です。。

*********

** Warning: Noise estimates are not available in the image metadata and are being calculated from possibly non-raw or uncalibrated data. Image weights can be inaccurate.
** Warning: PSF signal estimates are not available in the image metadata and are being calculated from possibly non-raw or uncalibrated data. Image weights can be inaccurate.
** Warning: Noise scaling factors are not available in the image metadata and are being calculated from possibly non-raw or uncalibrated data. Image weights can be inaccurate.
Stars detected:    140
Valid PSF fits:    140 (100.00%)


===== SubframeSelector: 39 succeeded, 0 failed, 0 skipped =====

02:54.17

*********

アノテーション

下記は、アノテーション画像です。今回はPGC(Principal Galaxies Catalog)も表示してみました。こんなに系外銀河が写ってるのに驚きです。

M63周辺アノテーション

天体の場所

最後に場所を示した星座絵です。

ひまわり銀河(M63)の場所:ステラリウムより

 

暖かい日の探鳥散策_間近のウグイスなど

昨日の夜は久しぶりに天体撮影。ひまわり銀河M63のナローバンド撮影を行いました。L-extremeフィルターで撮ったM51のS/Nが酷いものだったので、今回はQBPを使用してました。今日は薄雲に覆われていて撮影できそうにありませんが、追加ブロードバンド撮影を行って仕上げたら記事にします。

大池公園

今日は朝から、横浜の大池公園というところに行ってきました。朝からと言ってもやり残した家事をしてから家を出たので到着は9:30頃。圏央道を使うと東名や新東名にアクセスできるので便利になりました。

この公園は、旭区にある広大な自然公園で、大池と数個の小さな池や複数の丘を利用した遊歩道や広場もたくさん整備されていて、家族連れが多く訪れる場所です。バーベキュー場もあります。今日は天気が良くなり大変暖かい日になったので子供も多かったです。

大池から遊歩道に入り、ぐるりと遠巻きで大池を1周するような感じで散策しましたが、起伏が多く、ちょっとした山道や急な階段ばかりで結構な運動量でした。

最初の遊歩道の階段途中にアオゲラがいました。鳴き声がしたので粘っていると視界にとらえることが出来たのですが、あまりじっとしてくれずピンボケです。証拠写真ということで。

2024/3/30撮影 アオゲラ

次は目の前の藪の中でごそごそやっていたガビチョウです。今日聞こえていた大きな鳥の鳴き声は、ゴジュケイ、ヒヨドリ、ガビチョウの3種です。ガビチョウの鳴き声は、最初キビタキかと思いましたが、大変多くいたガビチョウだと思います。

2024/3/30撮影 ガビチョウ

コジュケイは今回も見れませんでした。そのかわり、階段途中の藪の目の前でウグイスがさえずり出しました。この距離で撮影できたのは初めてです。2枚目はさえずっている所なのですが、枝カブリ。。

2024/3/30撮影 ウグイス

2024/3/30撮影 ウグイス

<この公園で他に観察できた野鳥>

シジュウカラアオジキジバトヒヨドリ

木曜日は残業で寝不足。金曜日は天体撮影で寝不足。そして土曜日は朝から2時間以上の山道散策。。この3連チャンは体に悪い!歳を考えないと!

馬入ふれあい公園

そしていつもの公園へ。14時前に駐車場に着いて、途中のコンビニで買ったおにぎりを車中で食べてから散策開始。ちょうど干潮の時間でしたが、浅瀬に立ちこんでルアーロッドを振っている人と、デッキ前の岸からルアーロッドを振っている人がいたので、干潟や中州の草むらに鳥の気配無し。。あきらめて川沿いを北上。

2024/3/30撮影 スズメ

まずは目の前に止まったスズメを撮影

2024/3/30撮影 ニワニラ(?)

川沿いを北上するもシジュウカラ、ウグイス、ヒヨドリアオジの声以外は聞こえず。群生した白い花が目立っていたので撮影しました。後で調べてみるとこの雑草は、ニワニラだと思っています。繁殖力の強い春に咲く雑草だそうです。

2024/3/30撮影 キジのオス

いつものようにオギ原から戻ってきて風車の周囲を歩いていると、笹薮にキジが消えていきました。出て来そうにないのであきらめて花畑まで戻ってくると、別のキジが歩いていました。前回ここでキジを観察したのは去年の6月です。

webkoza.hatenablog.com

今日はヒバリを観察できませんでしたが、キジを久しぶりに観察できました。

 

2024/3月に撮影した野鳥写真

野鳥の写真がどんどん溜まってしまいます。写真を撮るのに何時間もかけ、1枚仕上げるのに20GB以上のストレージを使う天体写真とはまるで世界が違い、コンデジの連写でどんどん撮ってしまうので1か月もたつと枚数が半端ないことになっています。後でNG写真を削除するのも面倒なので溜まる一方です。

ということで、今回もカメラのSDカードに溜まってしまっていた写真をようやくPCのSSDに移してまともな写真を何点か編集しましたので、紹介しておきます。

たまに初めての野鳥に出会えると大変うれしくなりますが、今回も初撮影はありませんでした。

馬入ふれあい公園

お隣の平塚市相模川沿いの公園で撮った写真です。暇さえあれば探鳥散策に出かけます。

2024/3/10撮影 ヒバリ

この日は早くもヒバリが上空で囀っていました。小さい花が咲いた雑草の中にいたヒバリです。少し冠羽がわかります。

2024/3/10撮影 ホオジロ

水辺沿いの遊歩道ではホオジロもたくさん見かけました。

相模大堰

ここは相模川にかかる管理橋で、徒歩と自転車で渡る事ができます。この橋の上から撮ったヨシガモ。相変わらずカワアイサもたくさん浮かんでいましたが、まともな写真が有りませんでした。

2024/3/16撮影 ヨシガモのオス

小出川

近所の小出川沿いのいつもの散策コースで撮影したメジロです。早咲きの桜でしょうか。盛んに食事中でした。

2024/3/19撮影 メジロ

2024/3/19撮影 メジロ

三川公園

この公園も相模川沿いに有ります。強風の中初めて行ってみました。

2024/3/20撮影 ヒヨドリ

ヒヨドリって光の加減で羽毛の色がずいぶん変わります。

2024/3/20撮影 モズのオス

2024/3/20撮影 ハクセキレイ

群れでいたハクセキレイは、強風の中すぐに飛ばされながらも、何度も何度も水面に果敢にアタックしていました。はじめて見る光景だったので1/2000秒で撮影してみました。採餌行動なのでしょうか。

2024/3/20撮影 ヤマガラ

久しぶりのヤマガラですが、うまく撮れませんでした。

谷戸山公園

この公園は座間市にある大規模な自然公園です。今日3/24午前中に義母と訪れました。2回目ですが広大な公園で迷子になりそうでした。

2024/3/24撮影 ジョウビタキオス

ウグイスのさえずりを聞きながら、遊歩道に入っていくと最初にいきなりジョウビタキを見つけました。結構近くに止まったのですが、露出が合わずピンボケ。

以前来た時は色々初撮影の野鳥がいましたが、今回はさっぱりでした。

webkoza.hatenablog.com

暗い藪の奥に、移動する2羽のコジュケイ(断定できません。。)を見つけたのですが、出て来てくれずに撮影できませんでした。

2024/3/24撮影 タチツボスミレ

最後はタチツボスミレだと思います。義母にスミレが咲いていると言われて撮ったのがこの花です。後で調べてみてタチツボスミレだと思いました。本当の「スミレ」とは異なるのだそうですが、こちらの花の方が良く見かけます。一般に「スミレ」と総称してしまっている花は何種類かあり、有茎か無茎か、葉の形がクローバー型が細型か、花の色、といった要素で見分けるようです。

少しずつ花の名前も覚えたいと思うこの頃です。

 

<編集>

  • CANON DPP:
    トリミング・明るさ調整・トーンカーブ補正・彩度増加・尖鋭化処理・部分調整
  • PixInsight:
    TGV Denoise(ノイズが酷い写真のみ)

 

再編集_M101,M51

天体写真をブログに投稿後冷静に見てみると酷い編集だなあ。。っていつも思ってしまうんですよね。こんな写真でも見ていただいていた方にはホント感謝です。その時はベストと思ってやってるんですけどね。仕上がってから1日ぐらい置いてからブログに投稿すべきかも。。

編集方法は相変わらず定まっていないわけですが、その画像編集が趣味の一つのようになってます。

ということで、今回は自分としてはかなり長時間露光して撮影したM101とM51の再編集写真です(M101は再々編集です。。)。両方ともに、拡大率を上げてクロップし直しました。

回転花火銀河(M101)

2024/02/28,2024/03/09撮影 回転花火銀河(M101)

<諸元>

  • 拡大率以外は全て2024/3/10の記事に同じ。
  • フルサイズ換算2050mm相当にクロップ
  • 但し編集で使用したブロードバンド画像はPixInsightのDrizzleIntegration(Scale=1)したMasterLight画像
  • ブレンドに使ったHa画像は、デュアルナローバンドフィルターによるナローバンド画像をRGB分解しセンサー特性を考慮したHa画像(前回はブレンドにこれを使用)を生成し、そのHaからR画像をPixMathで減算した画像を使用

今回はブレンドのためにHaからR画像を引いた画像を使ったのがポイントです。これにより、銀河内のHII領域の赤ポチだけが抽出されたことにより、HII領域がより強調されて仕上げることができました。

それと、今回はCombineHaWithRGB Scriptを使いました。せっかくなので拡大率を上げてみました。

子持ち銀河(M51)

2024/03/14,3/15撮影 子持ち銀河(M51)

<諸元>

  • 拡大率以外は全て2024/3/17の記事に同じ。
  • フルサイズ換算3190mm相当にクロップ
  • クロップ前の画像でHDRMultiscaleTransform,トーンカーブ補正による輝度調整を追加

M51の方は、ナローバンド画像から抽出したHa画像のS/Nが低すぎて、ブレンドをやり直しても意味無さそうなのでやめました。ただ、銀河中心の輝度と周囲の淡い部分の輝度が高すぎたので調整し直しました。こちらもクロップで拡大率を上げました。

独り言

最近職場で使っているPCの壁紙写真に使っていた天体写真を見た同僚に、「宇宙の写真!」と声をかけられました。特定の「天体」を撮っているつもりだったので、なんか私にとって新鮮な表現でした。確かに「宇宙」の一部を切り取った写真なんだよなあとあらためて思いました。ブログURLを教えたところ、後日その人のお子さんも喜んで見ているとのこと。なんかちょっと嬉しいですね。

そういえばこのあいだ、庭先での撮影準備中に、通りかかった若い人を驚かせでしまいました。まさか暗闇に人がいると思っていなかったようです。「すいません」とあいさつすると、「これって望遠鏡ですか?」というので、「はい。天体の写真を撮っています。これがここで撮った写真です。」とスマホに入っていた馬頭星雲の写真を見せると大変感動してくれました。これもまた嬉しかったです。