楽しい記憶

天体写真や花鳥風月の写真など

探鳥ドライブ_三番瀬

前回の富士山御中道の後に行った場所では、ノビタキキビタキコサメビタキ等を観察できたのですが、どの写真も今一でしたので掲載はやめておきます。

今回は、東京湾三番瀬の記録です。いつもの友人夫婦から、東京湾三番瀬はシギ類の宝庫だと聞いていて、行ってみたかったのですが、このたび10/1(日)に同行させてもらいました。

実は、野鳥撮影用にcanon PowerShot SX70HS を購入してから初の探鳥です。このカメラは重さ610gとめちゃくちゃ軽く、光学ズームによるフルサイズ換算焦点距離は21mm-1365mmです。T端はEOS RPで使っていたEF70mm-300mmズームレンズの約4倍。センサーは1/2.3型ですが、背面照射型なのでEOS RPのセンサーよりノイズは有利かもしれません。有効画素数は約2,030万画素なので、フルサイズセンサーのEOS RPの有効画素数2,620万画素と比べると画素密度だけを考えればPowerShotの方が高いことになります。

レンズ径とセンサーサイズが小さいので集光力が落ちるため暗さに弱いとは思いましたが、昼間の野鳥撮影では問題無いと思って買いました。光学1365mmズームだとファインダーを覗いた時の世界が違いました!AFの速度はEOS RPよりも若干遅いものの特に問題無く、今までより良い野鳥写真を手軽に撮れるようになったという実感があります。曇りの朝早い時間帯は暗いので、絞り優先モードで撮影していて絞り過ぎるとISO感度がすぐMAX3200に振り切れますが、EOSと操作も似ているのでほんと使いやすいです。デジタル2倍ズーム(換算2730mm)も使えるのですが、jpeg画像限定になってしまうので使いませんでした。同じcanonなので今まで使っていたソフトウェアが全て使用できる点も便利です。

ここで紹介する写真は全て初撮影です!全ての写真は、canon Degital Photo Prodessional4でトリミング、明るさ調整、カーブ補正等を行い、PixinsightのTGV Denoiseでノイズ低減を行いました。

駐車場に車を止めて朝9時前に浜に降りると、鮮やかな赤いくちばしの大群が目に飛び込んで来ました。ミヤコドリです。

ミヤコドリの群れ

ミヤコドリ

ミヤコドリ

くちばしと目が鮮やかな色ですね。この目実は苦手です。特にドアップ写真は。。

次は、トウネン。この鳥も群れでかなりの数いました。

トウネン

トウネン

トウネンは約15cmの小ささ。群れで浅瀬を高速移動する様が大変可愛いらしかったです。2枚目のトウネンにはタグが付いているのがはっきりわかります。下の写真は白タグの下にわずかに後趾があるので間違いなくトウネンです。おそらく1枚目もトウネンだと思っています。友人Tによればミユビシギもいたらしいのですが、トウネンミユビシギの区別は難しく、足を見ないと私にはわかりません。写真を見返してもミユビと判断できる足がはっきりと写っている写真が無いので今回は載せません。

次の写真はオオメダイチドリです。

オオメダイチドリ

オオメダイチドリ

メダイチドリもいたようですが、ミユビシギ同様私にはわかりませんでしたので、多分オオメダイだと思った写真だけ掲載します。オオメダイはくちばしがメダイより長いようです。ネット上の写真と比較して上記は2枚ともオオメダイとしました。

次は、シロチドリ

シロチドリ

シロチドリ

この鳥も小さいですが若干トウネンより大きいようです。頭から背中の褐色が頭の後ろ部分の白線で分断されているのが特徴だと友人Nに教えてもらいました。顔が可愛い!

そしてオオソリハシシギハマシギ

オオソリハシシギ

オオソリハシシギ

ハマシギ

オオソリハシシギハマシギは少なく、ここで紹介した個体以外は撮影できませんでした。オオソリハシシギはその特徴的なくちばしにより間違えることは有りませんが、ハマシギはわかりにくいです。くちばしが若干下に沿っている事と顔の前後の長さより少し長いのが特徴だと思います。ここで掲載したオオソリハシシギ2羽は、仲が良くお互い常に近くにいました。
最後はダイゼン

ダイゼン

ダイゼン

2個体ともに青いタグが付いています。最初の写真は、上が冬羽で下は夏羽から冬羽に変わる途中だと思います。最初は、トウネンに混じって冬羽が少数いる程度でしたが、そのうち少数の群れを作るようになりました。ダイゼントウネンよりかなり大きいのですぐわかります。

初撮影はなんと7種!ほんとシギの宝庫と言えるところでした。