楽しい記憶

天体写真や花鳥風月の写真など

R200SS撮影実験2

タイトルが素っ気ないのですが、R200SS+コマコレクターを使ってM64を撮影してみました。と言っても5/12の記事(R200SS撮影実験)でも予告したとおり、雲の出現によりあまり撮れず、14コマが残りました(数コマでは有りませんでした)。

比較的明るい銀河とは言え、良い感じになったのでびっくりしています。システムとしては、5/13の記事の図2の構成です。ドロワーは使えませんが、センサー直近に1.25インチIRカット、ZWOのEOS EFアダプターマウント内に2インチCBPを装着しています。光害カブリは有りましたが、PixInsightのGXPにてほぼ綺麗に無くなりました。

下記が仕上げた写真です。

2024/5/11撮影 黒眼銀河(M64)

<諸元>

  • 機材:
    ASI294MCPro , R200SS(D=200mm,f=800mm), IRCutフィルター,
    CBPフィルター ,
    AM5赤道儀  ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入 ,
    APTによるピント調整支援、PlateSolving、ディザリング撮影 ,
    PHD2による2軸オードガイド  , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅庭
  • 撮影日時:
    2024/05/11(土)21:54 ~ 22:56
  • 撮影条件:
    Gain200 , センサー温度 -5℃ 
    240sec x 14コマ(露光時間56分)
  • 編集:
    PixInsightで選別した写真を加算平均合成後、GraXpertでムラ補正、SPCCで色合わせ後DeepSNRでデノイズ。BXTや彩度増加等の編集後、トリミング(フルサイズ換算焦点距離7600mm相当)。

横幅16'ぐらいにcropしましたが、これぐらい強拡大すればコマ収差は気にならないレベルにはなりました。

BXTによる光軸ズレおよびコマ収差の修正がかなり凄いのですが、コマコレクターの効果も結構ある様です。

完ぺきでは無いので光軸再調整をやらないという理由にはなりませんが。。