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北アメリカ星雲とペリカン星雲

7/8にFMA135を使用して北アメリカ星雲とペリカン星雲を撮影しました。下記6/19撮影と同じ構図です。

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但し今回はデュアルナローバンドフィルターで撮影しました。下記が仕上げた写真です。

2024/7/8撮影 北アメリカ星雲とペリカン星雲

<諸元>

  • 機材:
    ASI294MCPro , FMA135(D=30mm,f=135mm),
    IRCutフィルター,L-Extremeフィルター ,
    AM5赤道儀  ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡
  • 支援ソフトウェア:
    ステラリウムによる自動導入 ,
    APTによるピント調整支援、PlateSolving、ディザリング撮影 ,
    PHD2による2軸オードガイド  , ASI Mount Serverによる赤道儀連携
  • 撮影地:
    神奈川県茅ヶ崎市自宅庭
  • 撮影日時:
    2024/07/08(月)21:17 ~ 2024/07/09(火) 00:56
  • 撮影条件:
    Gain200 , センサー温度 -5℃ 
    120sec x 34コマ(露光時間68分)
  • 編集(PixInsight):
    WBPP/GraXpert/SPCC/Starnet2/BXT/GHS/ScreenStars等
    フルサイズ換算307mm相当にトリミング

下部のIC5068に至る淡い部分も表現でき、だいぶ迫力が増しました。やはりデュアルナローは凄いですね。6/19の撮影ではCBPを使って96分だったのが今回は68分です。当日は断続的にやって来る雲に悩まされ、BLINKで40枚も落としたのでどうなるかと思っていましたが、これだけ表現できればまあ満足な結果です。

でも今回もdebayerで緑化現象が起きました。結局WBPPで、dark、biasファイル無しで、calibrationしました。つまりマスターflatとマスターlightはdark・bias減算されていません。幸いflat補正はうまくいっており、例のゴーストや周辺減光はきれいに除去されていました。しかし当然アンプグローが盛大に残っており、トリミングせざるを得ませんでした。

なぜdarkを入れると緑化現象が起きるのか。。今後の大きな課題です。