楽しい記憶

天体写真や花鳥風月の写真など

祝!はてブロ開設_天体写真機材の紹介

いろいろ思うがままに、少しずつ記事にしていくつもりですので、よろしくお願いいたします。

専門的な言葉などにはできるだけ解説記事を参照できるサイトへのリンクを張るつもりです。天体写真や野鳥写真をこれからはじめたい人にもわかりやすい記事を心がけるつもりです。

下の写真は現在私が使っている天体写真機材です。ケンコートキナーの「スカイメモSW」いわゆるポタ赤に、笠井トレーディングの7cm F6の小口径屈折望遠鏡「BLANCA-70EDT」を搭載しています。上に載っている細い奴は、QHYCCDの「QHY5L-IIM+ミニ・ガイドスコープセット」です。

天体写真機材

若かった数10年前は8cm F15の長い屈折望遠鏡を持っていましたが、天体写真を再開し直焦点撮影をはじめるにあたり、手軽な小口径F6鏡にしました。

望遠鏡のドローチューブにキャノンのフルサイズミラーレス一眼レフカメラ「EOS RP」を取り付けて撮影(直焦点撮影)しています。このカメラも天体写真のために買ったのですが、後日天体写真専用のCMOSカメラが結構市販されていることを知りました。

下記は私がこの機材をそろえた経緯です。初めての方が天体写真をはじめたいと思った時に参考になるかと思ったので書いておきます。

  1. キャンプ仲間である友人に天体写真を撮りたいのだけどうまく撮れないと相談を受け、それだったら赤道儀を使わないとだめだよとアドバイス
  2. 友人のために数10年ぶりに赤道儀を選んでいて、比較的安価なポータブル赤道儀なるものが有る事を知る。
  3. ケンコートキナーのスカイメモSWを薦めた。この時昔サクラカラー400で手動ガイドによりやっとの思いでバラ星雲を撮影した記憶が蘇り、また挑戦してみたいという欲求が非常に高まる。
  4. 結局スカイメモSW,三脚,EOS RPを一気に購入。
  5. キットレンズ(105mm F7)でオリオン座の赤い散光星雲を狙うもぜんぜんうまく写らないことに疑問を持つ。CCDやCMOSセンサーhα線~赤外域まで感度は有るはずなのに!暗いレンズだから仕方が無いのか?
  6. 調べると、デジタルカメラにはCMOSセンサーの前面にhα線~赤外域をカットするフィルターが装着されている事を知る。あれ?でもスマホカメラはテレビリモコンの赤外線LEDの光が映ったよね確か・・念のため自分のエクスペリアをリモコンのLEDにかざしても映らない!あれ?最近のスマホカメラにはデジカメと同様にフィルターが付いたということに気づく。
  7. どうしてもM42やバラ星雲、馬頭星雲が撮りたいのでさらに調べると、デジタル一眼レフカメラで天体撮影する人は、「天体改造」なるカメラ改造(フィルターの換装)をしていることを知り、私のEOS RPも迷わず「hkir改造」を依頼した。店長曰く、「サクラカラー400?赤い星雲が良く映ったよねえ。でもデジカメはだめだよ。苦労しても無駄。映らないようになってるんだから。」
  8. 明るいレンズを購入しないとどうしようもないので、どうせなら直焦点撮影を行うことを決意。昔からのあこがれであるTAKAHASHIのFS-60Qを購入したく、スターベース東京に友人の車で向かおうとした車中で、その日店はやっていないことに気づく。
  9. その後冷静になって他のブランドも調べることにした。そして笠井トレーディングの3枚玉アポクロマート鏡筒(BLANCA-70EDT)を見つけた。性能も3枚玉アポということで良さそうだし、コスパも良さそうなのでこれを購入。購入時は直焦点撮影用のアクセサリーがわからず何回もメールのやり取りをした。
    本当はBLANCA-80EDTIIが欲しかったのだが在庫切れだったのでこちらにした(数か月の納期が待てなかった)。
  10. 小口径と言えど420mmの直焦点撮影は未知の領域。ポータブル赤道儀の一軸モータードライブによるノータッチ撮影で行けるのか?私は買えなかったが昔のモータードライブ(1軸)には、そのコントローラーにボタンが付いていて、ガイド星のズレを目視で検出してボタン操作していたはず。さらにネットで調査していると、今は手軽にオートガイダーという機器をPCと赤道儀に接続すればソフトウェアにより自動でガイド補正をやってくれるらしい。
  11. スカイメモSWには、このオートガイド用のコネクタが付いているのでオードガイダーを接続できる。そこで比較的安価な「QHY5L-IIM+ミニ・ガイドスコープセット」と、スティックPC、ノートPCを購入した。
  12. 一般的には赤経方向だけでなく赤緯方向にもステッピングモーターが付いている赤道儀で、2軸オートガイドを行うのだが、ポタ赤赤経のみのモータードライブ。これでも現状何とか撮影できている。
  13. 改造カメラが届く1週間前に望遠鏡が届き、数十年ぶりにM42や星団をベランダで眼視観望を行い、若き日の記憶と共に大感動。

本日はこのぐらいにしておきます。次回は。。望遠鏡を買う前にカメラの暗いキットレンズで撮影していた時の苦労話を記事にしたいと思います。