天体写真をブログに投稿後冷静に見てみると酷い編集だなあ。。っていつも思ってしまうんですよね。こんな写真でも見ていただいていた方にはホント感謝です。その時はベストと思ってやってるんですけどね。仕上がってから1日ぐらい置いてからブログに投稿すべきかも。。
編集方法は相変わらず定まっていないわけですが、その画像編集が趣味の一つのようになってます。
ということで、今回は自分としてはかなり長時間露光して撮影したM101とM51の再編集写真です(M101は再々編集です。。)。両方ともに、拡大率を上げてクロップし直しました。
回転花火銀河(M101)
<諸元>
- 拡大率以外は全て2024/3/10の記事に同じ。
- フルサイズ換算2050mm相当にクロップ
- 但し編集で使用したブロードバンド画像はPixInsightのDrizzleIntegration(Scale=1)したMasterLight画像
- ブレンドに使ったHa画像は、デュアルナローバンドフィルターによるナローバンド画像をRGB分解しセンサー特性を考慮したHa画像(前回はブレンドにこれを使用)を生成し、そのHaからR画像をPixMathで減算した画像を使用
今回はブレンドのためにHaからR画像を引いた画像を使ったのがポイントです。これにより、銀河内のHII領域の赤ポチだけが抽出されたことにより、HII領域がより強調されて仕上げることができました。
それと、今回はCombineHaWithRGB Scriptを使いました。せっかくなので拡大率を上げてみました。
子持ち銀河(M51)
<諸元>
- 拡大率以外は全て2024/3/17の記事に同じ。
- フルサイズ換算3190mm相当にクロップ
- クロップ前の画像でHDRMultiscaleTransform,トーンカーブ補正による輝度調整を追加
M51の方は、ナローバンド画像から抽出したHa画像のS/Nが低すぎて、ブレンドをやり直しても意味無さそうなのでやめました。ただ、銀河中心の輝度と周囲の淡い部分の輝度が高すぎたので調整し直しました。こちらもクロップで拡大率を上げました。
独り言
最近職場で使っているPCの壁紙写真に使っていた天体写真を見た同僚に、「宇宙の写真!」と声をかけられました。特定の「天体」を撮っているつもりだったので、なんか私にとって新鮮な表現でした。確かに「宇宙」の一部を切り取った写真なんだよなあとあらためて思いました。ブログURLを教えたところ、後日その人のお子さんも喜んで見ているとのこと。なんかちょっと嬉しいですね。
そういえばこのあいだ、庭先での撮影準備中に、通りかかった若い人を驚かせでしまいました。まさか暗闇に人がいると思っていなかったようです。「すいません」とあいさつすると、「これって望遠鏡ですか?」というので、「はい。天体の写真を撮っています。これがここで撮った写真です。」とスマホに入っていた馬頭星雲の写真を見せると大変感動してくれました。これもまた嬉しかったです。